老書生 野崎靖仁 主席語録

協同組合 京洛商工繁栄会 副理事長 野崎靖仁、57歳。日々の思いを綴ります。

本間義人 『地域再生の条件』

本間義人『地域再生の条件』(岩波新書)を読む。



地域再生の成功例がふんだんに盛り込まれており、
希望を見いだせるような内容になっているのですが、
おそらく地域再生に必要なのは成功例ではなく
失敗例の紹介と検証ではないでしょうか。

成功例の通りに実行して成功する保証はありませんが、
失敗例通りにすれば確実に失敗します。

むしろ「地域再生のためにやってはいけないこと」を
具体的な事例で共有化することの方が、
全国各地での取り組みに役立つでしょう。

この本の最後に、国や県に異議申し立てと要求を繰り返しながら
地域の疲弊に歯止めをかけた例として、
福岡県田川市が紹介されていました。

社民党青年議員のホープである佐々木まこと同志が
市議を務めている自治体です。

4月には統一地方選挙が実施されますが、
こういう時期だからこそ、住民の生命・自由・財産を守るために
自治体に何ができるのかを考えることが必要です。

私は候補者ではないので好き勝手な発言をしてしまいますが、
少なくとも選挙カーで走行しながら拡声器を使う「流し」は
自粛すべきではないかと考えます。

街頭演説で拡声器を使うことや
選挙カーでの移動まで否定はしませんが。

被災地の現状に心痛めるのは当然のことですが、
自分の住む地域のありかたを問いなおす機会として、
統一地方選挙を位置付けてほしいものです。

そのヒントとして、地域再生の成功例が盛り込まれた
この本が役立つかもしれません。

失敗例ばかり見ても沈んでしまうだけですから。